施設案内

Off The Grid Tent Sight&Marine
オフグリッド テントサイト&マリン


施設概要

Off The Grid Tent Sightは、「まずオフグリッドを体験してみよう」という方を対象としたオフグリッドを理解していただくための施設です。テントの外でソーラーパネルで発電し、テント内のリチウムイオンバッテリーに蓄電します。
蓄電した電気を夜の間に何に使うのか。照明、音楽、調理など、同行した仲間たちとの大切な時間の中で何に電気を使うのか。もちろんスマートホンの充電もできますが、たまにはスマホから離れて自然を満喫してみてはどうでしょうか。

名城ビーチまで徒歩3分の立地。周囲に電灯は1本もなく、夜になると漆黒の闇が訪れます。敷地内に灯るLEDランタンの灯は、昼間に太陽の力を蓄えたエネルギ―で賄っています。またビーチを愉しんだあとにお使いいただける屋外シャワーは、井戸に貯めた地下水をソーラーパネルで蓄電した電力を使いポンプでくみ上げています。
那覇空港からわずか20分の立地ですが、 Off The Grid Tent Sight には様々な自然エネルギーを使った仕掛けがしてあります。ここで味わうオフグリッド体験をエネルギー問題や地球環境問題について考える機会にしていただければ嬉しい限りです。


利用料は現時点では未設定です。
キャンプ場でもなく、民泊でもなく・・・。強いて言えばオフグリッドの研修所でしょうか。
自然の中に身を置くことで、地球環境の「これから」を考えていただく機会になってくれれば幸いです。

※1泊につきご利用者1名につき1袋のゴミ袋をお渡しします。周辺の集落、ビーチでゴミを拾っていただくことで、利用料に代えさせていただきます。

※トイレは隣接するsaiブランド社屋内のため、ご利用時には声をおかけください。

マリン体験(洋上オフグリッド体験)

名城ビーチの目の前という立地を活かしてSUP(スタンドアップパドル)を体験することができます。またクルーザーによる洋上オフグリッド体験も可能ですので、ご希望の方はご相談ください。波や風といった「自然エネルギーを愉しむ」経験をすることができます。

SUP


Nydell号


17歳のころに出逢ったクルーザーヨット。それ以降40年に渡り各地の海をクルージングしてきました。ヨットの楽しみ方は千差万別で、ちょっとそのへんまでというデイクルズや、宿泊を伴うロングクルーズなど。風の力だけで世界中どこへでも行くことができるのがヨットの魅力です。クルージングヨットにはギャレー(キッチン)はもちろんのこと、トイレやシャワールームを持つものが多く、それはまるで家が海の上を移動しているような錯覚に陥ります。
私のオフグリッドの原点はヨットです。 この空間を陸上に上げたらどうなるのだろうか。そんな思いから陸上でのオフグリッドライフを発想しました。
そんな折、沖縄へ移住後にボロボロの状態で出逢ったこの船にNydell(凪いでる)と名付け、2年という歳月をかけレストア作業を続け、私の原点である洋上でのオフグリッド生活を体験できるよう整備しました。


Nydell諸元

その昔、ベーリング海へ半年ほど航海した時、
船員さんが嵐以外の日は「今日は凪いでる」
と言っていました。
「凪いでる」
海も心も凪いでる状態がいい。

  • 設計 ロバート・ペリー(アメリカ)
  • 製造年 1988年8月
  • メーカー Mao Ta造船所(台湾)
  • 船質 FRP
  • 長さ(LR)9.86m 幅(BR)3.34m 深さ(DR)
  • 全長 12m以上14m未満
  • 総トン数 10t
  • エンジン ヤンマーディーゼル4JH(35.0PS)
  • カッターリグ メインセイルのほかにヘッドセイルが2枚
  • ロングキール
  • 安全装備 VHS無線機 AIS送受信機(MMSI/431021401 )

外観

メインセイルの前にヘッドセイル2枚を装着するカッターリグ
船底の前から後ろまでつづく長いキール(錘)を持つロングキール艇

デッキ(甲板)

内装

1988年製のNydellは、艇内各所にふんだんにチーク材が使用されています。
バウバース(前室)に2名、左右のソファに各1名、クォーターバース(後室)に1名の5名が宿泊することができます。
現在はディーゼルエンジンを搭載し、港内の機走や発電を行っていますが、将来的にはエンジンを外し、バッテリーとモーターで航行できるようにしたいと完全オフグリッドの夢をふくらませています。