vol. 10 「ブックエンドと万年筆と」
学生時代は片岡義男を文庫本で読んでいた。社会人になってからは宮本輝を単行本で読んでいた。読了後も何度となく手に取ると、その度に新たな気付きがあるので、いつまでたっても本棚の定位置
saiブランド地球事業部
学生時代は片岡義男を文庫本で読んでいた。社会人になってからは宮本輝を単行本で読んでいた。読了後も何度となく手に取ると、その度に新たな気付きがあるので、いつまでたっても本棚の定位置
語呂合わせのようだがジョーの店のジョージに世話になった。いい腕の靴職人でその道50年らしい。ハワイで暮らすと滅多に履く機会が減ってしまい、持ってきた革靴も出番が無い。それでも、ち
コロナで失われた2年。「当たり前」と思っていたものが崩れた。それまでの日常が奪われ、人々は孤立した。毎日、報道される感染者の数を耳にしては憂い、やっと終息の出口が見え始めたと思っ
およそ3か月振りの投稿となる。30数年勤めた会社を「オフグリッド」して、大学経営のフィールドに移籍、日本を離れハワイに移住した。これまでの転勤は会社の意思だったが、初めて自分の意
「宇宙が身近になった」と騒がしい。テレビで宇宙ステーションを見ながら、これこそ究極のオフグリッドでは無いかと想像が膨らんだ。空気も水も電気も何もかもグリッド(供給網)に繋がっていな
海の仕事をしたことのある人なら、ワッチという言葉は身近に聞こえるかも知れない。さらにヨンパー・ワッチと聞いてピンと反応できる人は船に勤務したことがあるのかも知れない。ワッチとは航
旅行や出張で不在がちな我が家。それに転勤を繰り返してきたこともあって、動植物を飼ったり育てたりすることを避けてきた。友人のブログで犬が出てきたり、水槽が出てきたりすると衝動に駆ら
放牧が盛んなアメリカ内陸部は肉文化が中心で、日本には馴染みの無いところでは去勢した牛の睾丸を食す。BBQで焼いてイチジクのような半生の中身の「カウボーイ・キャビア」だったり、コロ
まるでポンデリングのような形に17色のカラフルな色使いのマークを見たことがある人は多いだろう。国連は人々と地球の繁栄のための行動計画として17の目標を示し、その13番目に「気候変
電力供給網から切り離した生活と聞けば、薄暗いランプの下で細々と暮らす山小屋暮らしをイメージしてしまう。暖を取るために火を熾し、仕留めた獣の毛皮を羽織り、木の実を採っているんじゃな