沖縄県恩納村中泊ボードウォーク②

On 17. 08. 2013 by sai1525

沖縄県恩納村の仲泊ボードウォークですが、少しずつその形を現しはじめました。
今回は現場の呼称ですがB路線とC路線というふたつのボードウォークを施工します。
工期へ対応するため、このふたつの路線にそれぞれ別の施工班が入り施工にあたってくれています。
先行したC路線は35mの木桟道のデッキを貼り終えたようです。
この木桟道は幅員2mジャスト。これから海側に幕板を、陸側に地覆を設置していくことになります。
防護柵はSWGT-WI(P種防護柵)の仕様となり、転落防止としてステンレスワイヤーが5本装着されることになります。
この仕様は、7年前に設計施工した北谷フィッシャリーナと同じ仕様で、景観に配慮すべきこのような場所には最適な仕様と思われます。

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一方、1週間あとから乗り込んだB路線のチームはさまざまな箇所で工夫を凝らし、すでに支柱、大引まで完了しているようです。
曲がりながら降りるという三次元の木桟道は、ベースプレートの位置出しがすべての肝ですが、ここをトランシットできっちりと測量し、アンカーボルトの位置を決めています。
また、根太や大引の孔加工も陸上に加工場を設け、いわゆる現場合わせをほとんどしなくて済むよう細心の工夫をしているようです。

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9月中旬を目標に設置作業が進みます。
最も暑い時期の施工となり、普通の職人であれば効率が落ちるのが当たりまえですが、
この現場の熱い人々は、この酷暑の中でも見事にやりきってくれることでしょう。

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