天王洲浮桟橋移設工事(その1)

On 21. 06. 2013 by sai5120

2006年4月に天王洲水門にレジャーボート用の浮桟橋を運河ルネッサンスの一環として東京都の許可を経て、天王洲センタービルオーナー会社の中川特殊鋼㈱様が天王洲水域の活性化を望みシーカヤックなど人々が直接的に運河に親しむ水域としてレジャーボート浮桟橋の設置運用を行ってきました、

しかしながら、2010年8月に天王洲水門の耐震補強工事に伴い浮桟橋の撤去が下り、浮桟橋を撤去することになり天王洲水門にブルーシートをかけ一時養生することとなっておりました。

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天王洲のロケーションのドラマで度々ブルーシートの塊が、背景で放映される機会がありましたが、その中身を知る人は、ごく僅かな人たちでしょう…私も含めてですが

撤去後3年余りが経過した今年、長期の計画(配置、構造、景観など)を行っていき、浮桟橋移設工事が実施されることとなりました。

計画は、背景とのバランスなど大変苦労されながら、トータル意匠は、スズデザイン様のもと、浮桟橋を連絡させる固定桟橋構造、基礎工、工事全体のPMを東洋建設様、LED照明など電気工事を関電工様、浮桟橋改良、移設工を弊社のもと計画の進行を行っていきました。

弊社の担当である浮桟橋の計画は、この撤去した桟橋をどのような用途で移設するのかを主課題として、計画を進めました。

まず、撤去した11m桟橋に10m桟橋を増設し延長22m桟橋として、屋形船が一時係留できる構造としました。従来からの利用目的のレジャーボートの利用スペースの確保として護岸側に、レジャーボートに乗り降りしやすい低乾舷の桟橋を連結させる構造をベースに計画を進めました。

浮桟橋の構造として、乾舷WL+500mmの幅2m×延長22mの浮桟橋をメインに、そのフレーム下(185mm下がり)に1m幅を張り出した乾舷300mm程度のレジャーボート利用桟橋スペース(幅2m×8mを2基)を施し、仕上がり幅3mの段差式浮桟橋を基本構造として計画していきました。

全体的な計画が落ち着き、2013年5月13日、天王洲水門に眠っていた浮桟橋を目覚めさせるための工場への搬出を行いました。

いよいよ天王洲浮桟橋移設工事がスタートしました。

■天王洲水門、浮桟橋搬出状況IMGP1207

 ■工場での改良作業状況

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工事担当は、浮桟橋関連工事をメインとし、昨年のひょうたん島浮桟橋設置工事も担当してもらった㈲シーガル様に再び依頼しています。工場加工は、鉄骨・アルミ等々加工に定評のある三浦工業所様が引き受けてくれています。

浮桟橋のアルミフレームは肉厚が薄いアルミ溶接となり、大変難しいのですが、正確に改良工事を終わらせて頂き有難うございました。

陸上組立工事は、当初計画していたヤードを変更し、江東区の工場にご協力いただき行いました。

作業は、まずフレームの重ね合せでの連結後、フロートの取付、デッキ材の貼り付けとなります。テント下での作業となりましたので、雨にも影響されず、順調に6/14をもって陸上組立作業が完了しました。

■浮桟橋フレームの連結OLYMPUS DIGITAL CAMERA

■フロート取付

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■デッキ材、防舷材の取付

『デッキ材…イペ材105*20』

『B型防舷材…レジャーボート等離着桟側(2段取付予定)』

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『LD型防舷材…屋形船等大型船離着桟側』

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 ■組立完了写真

『浮桟橋全長≒21m、4点式杭ガイドφ500用/3基』

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『クロスビット…屋形船主係留柵;4基』

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『強化側クリート…クロスビット補助用;3基』

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『連絡橋状況…主桁サイドのはみ出し部は、LED照明用スタンド』

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以上をもって、浮桟橋陸上組立作業は、完了となりました。

6/17より、東洋建設様で、鋼管杭の打設工事が着工となっていますので、次回の現場レポートは、当該桟橋を台船へピックアップの上、鋼管杭への仮係留の作業といった海上作業となります。

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