人類の領域

On 15. 07. 2021 by sai1525

saiブランドの本社、saiブランドスクエア沖縄は、海に向かって180度、電灯すらない畑の中に立地しています。
昔、農家さんのお宅が建っていた跡地なので、既存宅地制度を利用し、このような畑の中に建物を建てることができたのです。
土地の購入前に、台風や豪雨による水害など、この集落における過去の被災の歴史を調べましたが、特段、心配するような事象はありませんでした。
戦跡地としての悲しい歴史はありますが、地理的には恵まれた土地だったようです。

先日の熱海で発生した土石流など、毎年のように災害が発生し、震災、台風、豪雨災害、土砂災害など、災害の 規模が大きくなっています。

出典:内閣府ホームページ 高齢化の状況

上図に示す通り、日本は、すでに人口のピークを越えており、高齢化率は上昇し、人口は一気に減少していくことが予測されています。
この統計から判断すると、
もう、これまでに整備してきたインフラで充分ではないでしょうか。
新たに自然を壊してまで、人間の領域を広げる必要はあるのでしょうか。
今ある土地やインフラをブラッシュアップすることで、せめて、将来に今よりも豊かな自然環境を残すという大方針に転換することはできないものでしょうか。
そうできれば、低炭素社会、全国の空き家問題や違法盛土、乱開発なども併せて解決することもできるのではないでしょうか。
そのためには様々な利権が絡んだり、法改正が必要ですが、このコロナ禍から人は何かを学ばなくてはなりません。
地球環境における人類の領域をどうバランスさせていくのか。
ウィルスから教えられるのではなく、人間の叡智で進化していきたいものです。

最後になりますが、静岡県熱海市伊豆山で被災された方々に衷心よりお見舞い申し上げます。
一日でも早い再建をお祈り致します。

Print Friendly

Comments are closed.

  • Copyright © 2015 sai-BRAND All Rights Reserved.