TG6-90S(M6×90)仕様変更のお知らせ

On 14. 07. 2020 by sai1525

2008年にリバースウッドデッキシステム沿岸仕様の専用ビスとして開発したTG6-90S(M6×90)ですが、この度、頭部の六角孔の径を改良しました。
従来の製品(写真右)はリセス(頭部六角孔)の径が4mmだったのに対し、今回の改良で5mmとしました(写真左)。

開発した2008年当時のインパクトドライバーは12Vが主流でしたが、現在は18Vが主流です。
リチウムイオン電池の発達、普及によりインパクトドライバーの性能が格段に向上したため、インパクトドライバの発生トルクが、よりしっかりとビスに伝わるように、リセス径を改良しました。

元来、マリンランバー根太用に開発した製品ですが、近年、ハードウッドやリバースウッドGT(積層型人工木材)などの構造材を用いる設計が増えてきており、これらにも十分に対応ができるようになります。

2009年鹿児島港ボードウォーク改修工事事例【左:改修後 右:改修前】

沿岸地域では、越波によりボードウォークに波がかぶったり、紫外線量が内陸の数倍であったりと、デッキ材を固定するビスには、相当の応力が作用します。
この発生応力を実験値より想定し、開発したのがこのM6×90という線形です。
ところが、この M6×90という大型のビスは市販品では存在しません。
であれば「つくる」のがsaiブランドです。
開発後、12年間、日本全国の至る所でご使用いただきました。
今後はさらにウッドデッキやボードウォーク、木橋の改修工事が増えると予測しているため、12年の時を経ての改良に至りました。
ねじ部の羽先にもノウハウを注いでいるので、写真では分からないように撮影しています。
どこかのボードウォークや橋梁で、六角孔のビスを見つけたら、それはきっとsaiブランドの製品かもしれません・・・

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