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ｓａｉブランドスクエア沖縄の工事が完成に近づいてきました。
ｓａｉブランドといえば「木道」「木橋」なので、この建物にもそれらしい空間が設計されています。
本来であれば、自分自身がこの場に立ち、細部まで検証しこだわり抜きたいところなのですが、コロナウイルスによる渡航自粛により、建前以降、一度も現地へ行くことができない歯がゆさにもがいています。

しかしながら、沖縄には弊社の工事を委託してきた頼もしい部隊がいてくれます。コロナ自粛期間に養ったテレワークさながらに現場の様子を中継してもらい細部の打ち合わせを行っています。
例えば下の写真の階段は、イペ材の90×90を使用しているのですが、階段の幅員が3,760mmもあるので、木材の反りや捻じれが端部に如実に現れます。
これをどう補正するかなど、力業ではなく経験で対処をしてくれます。

建築物のデッキとしては広めなのでしょうが、いつも手掛けている木橋や木道に比べればかわいい規模です。
ここまでわずか2日。明日の中二階のデッキの施工に向け、夕方までに防水層の上に支持脚を固定したそうです。

この空間は屋外オフィスになる予定です。
どうせ自粛するならコンクリートに囲まれた東京のビルの中よりも、一日も早く沖縄へ移転して、こんな空間でゆっくり自粛をしたいものです。
今日も東京は34人の新規感染者が確認され、第2波抑制へ向け「東京アラート」が発動される見込みだそうです。
このような状況下での移転は、移転先の方々の感情を考えるともうしばらく遠慮すべきでしょう。
本社移転にはまだまだ時間がかかりそうですが、医療従事者への感謝の気持ちを伝えるブルーインパルスの飛行、全国の花火団体による打ち上げ花火、地元スカイツリーの青いライトアップなど、人々の暖かな気持ちに触れることのできる東京も捨てたものではありません。
どうか皆さま、自分たちにできる最大の感染防止策を考え、実行し、1日でも早く穏やかな生活を取り戻すことができるよう頑張りましょう。