にいだこども園遊具杭工事

On 05. 03. 2019 by sai1525

少し前のお話になりますが、2/14~15に秋田市の「にいだこども園」に設置される遊具の基礎に螺杭を採用いただき、施工指導の名目で現地を訪問しました。
設計者は株式会社ネイティブ・スペースさん。
震災の年に偶然にも知人の紹介で仕事をさせていただいたのですが、弊社のFBページに掲載した螺杭の記事を見て「ぜひ今回採用したい」とご連絡をいただいたのです。
その後、遊具の図面をいただき、専用ブラケットの設計、製作を行い、現地に赴いた次第です。


当日の現場は一面の雪景色。
関東の海辺で育った私には、馴染みのない世界ですが、現場での作用は万国共通。
少し身体を動かせば暖かくなります。

今回、螺杭が支える構造物は大型の遊具で、円柱と角柱の2種追があります。
角柱は方向性がありますが、円柱は方向性がないため、思い切ったアタッチメントの設計をしてみました。
しかし、この円柱用のアタッチメントはφ216.3mm、高さ235mmと、日常生活ではバケツを思い出していただくと、その大きさが想像いただけるかと思います。

本番の杭を打つ前に、園庭の中で一番地盤の悪そうな所で引抜試験を行い、所定の耐力があることを確認し、作業に入ります。

杭を打ち終わると、再度トランシットで測量を行い、杭上のフランジに支柱の中心の座標を出し、アタッチメントの中心と合わせ、固定します。

この円柱の場合、杭芯が40mm程度ずれていましたが、アタッチメントに設けたルーズホールを利用し、補正ができるのです。

角柱の場合は方向性が求められます。
なのでより正確に芯を合わせるために、杭上に二段階で位置を調整する機構としました。
これで誰にでも簡単に芯を出すことが可能となりました。


いわゆる施工指導はここまでとなります。
今回は初めて杭を打つ職人さんのチームでしたが、あっという間に終わり、2日間の出張でしたが、2日目はほとんどすることがなくなってしまったほど順調に作業が進みました。

最後に材木屋さんが持ってきてくれた丸柱を挿し、確認を行い、現場をあとにしました。


そして本日、現場から嬉しい写真が届きました。

「現場は順調ですよ~」

設計と製品を提供する会社として、これほど嬉しいお言葉はありません。
特に基礎は、何もないところから始める仕事です。
それを間違えると、文字通り「基礎がなってない!」とお叱りの言葉をいただくだけでなく、取り返しのつかないことになってしまします。

こちらが丸柱を使った遊具です。
大きなスロープデッキや網の吊り橋がかかるそうです。

そしてこちらが角柱の方です。
展望デッキですが、もうすでに出来上がっているようにも見えます。

ネイティブ・スペースの佐藤社長の設計ですが、園長先生に「最近の遊具メーカーの遊具は安全性ばかりが重視されているが、こどもたちのチャレンジ精神を高めたいので、それを叶える遊具をつくってほしい」とご注文をいただいたそうです。
確かにこんな階段があったら登りたくなるだろうなぁ。

まだ現場作業は続いていますが、春には完成するとのこと。
この施設にこどもたちが鈴なりになっている風景を早くみてみたいですね。

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