第10回saiブランド製品・技術研修会

On 12. 07. 2017 by sai1525

今年も全国の販売店さんを対象とした「第10回saiブランド製品・技術研修会」を開催させていただきました。
冒頭に昨年12月に関連会社として設立した株式会社サイアスをご紹介させていただき、今回からsaiブランド・サイアスの共催で開催させていただく旨をご報告させていただきました。

さて、今年のテーマは新技術「スクリューパイル螺杭(らぐい)」。
今夏にスクリューパイルを使ったデッキの施工が予定されている北三株式会社様の本社内会議室と敷地をご提供いただき、学科と実技講習を行いました。
北三様、ありがとうございました。

会議室に入る前に北三さんのショールームを見学し、寝台特急ななつ星の内装に使用されている豪華な木材たちに囲まれ、つい研修会を忘れるほど見入ってしまいました。

今回の研修会は「螺杭」の施工管理者講習会を兼ねており、杭の規格から設計、施工方法まで幅広く学習していただきました。
施工後には目に見えなくなってしまう杭だからこそ、しっかりとした基準を設け、運用し、縁の下の力持ちとして長く機能しなくてはなりません。

実技講習では、実際に長さ1.6mの杭を打ち込みました。
「螺杭」は全て100Vの工具で施工することが可能です。
もちろんハンディーの発電機を使用することができ、砂浜や山間地等での活用が期待されます。

この技術の「肝」となるのが、この小型試験機です。
研修会では引抜試験、押込み試験を行いました。
現地は表層から50cmはN値が0という地盤でしたが約3tの引抜強度が得られました。
この試験機で計画地の地耐力を測定することで、最も当該地に適した製品を選択することが可能となりました。

このように座学、実技を通じて螺杭の製品、施工管理を学びました。
当日は気温30°を超える中、実技を行いましたが、研修会終了後のビールの味は最高であったのは言うまでもありません(笑)。

この研修会も今回で第10回を迎えました。
思い返せばこの10年、様々な技術や製品の開発を行ってきました。
人工木材の素材開発、専用ビス、デッキシステム、スリットデッキ、製造工場の見学等々。
今回、基礎となるスクリューパイル「螺杭」を発表させていただき、デッキ関連のすべての製品を内製化することができました。
新しい製品や技術の開発というのは非常に面白く、興味は尽きないのですが、来年からは社員達にこの研修会の運営を任せたいと考えています。
なぜsaiブランドは技術開発をするのか。
なぜ全国から販売店が集まってくれるのか。
なぜsaiブランドは不具合を生まないのか。
そんなことを真摯に考え、向き合うことで会社は成長してゆくものだと思います。

皆さま、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

株式会社saiブランド
株式会社サイアス
代表取締役 結城拓士

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