利用者に感動を。

On 23. 03. 2016 by sai1525

都内臨海部で行ってきたボードウォークの改修工事が完了しました。
あとは完成検査を待つのみです。
本工事は、延長が長いため、デッキの貼りパターンに特徴を持たせようと、3.5mごとにデッキを縦・横に貼り分ける「パターン貼り」に加え、弊社ならではの「芝目貼り」を付加した提案をさせていただきました。
デッキ材を縦・横に貼り分ける「パターン貼り」は、この工事のように外形のR(曲率)に対応する手法として良く用いるので知られているのですが、「芝目貼り」は工事に入る前に、必ず「芝目貼りって何ですか?」と尋ねられます。

完成角度修正

「芝目貼り」とは、隣あうデッキの1枚1枚を違う色に見せる弊社独自の手法です。
もちろん違う色を1列ずつ並べているのではありません。
真上からの視線で見ると、下のように同じ材料を使用しています。

DSC_0257
人工木材は、天然木材と比較し、表情に乏しいのが欠点です。
しかしこの人工的につくられた工業製品ならではの特長を活かしたのが、この「芝目貼り」です。
詳細は伏せますが、1列ずつ気を配り施工をしないとこれが実現しないということは、写真を見ただけでお分かり頂けると思います。
メーカー直営だからこそできる、この「芝目貼り」。
検査の時に、検査官から必ずと言っていいほどお褒めのお言葉を頂戴しています。完成角度修正2
検査を終え、この施設を利用して下さる人々に、この光を利用した造形に“不思議”を感じていただければ嬉しい限りです。
これからも自社の自己満足ではなく、利用者に感動を覚えていただけるような設計と施工を提供して行きたいと思います。

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